PCCSとは?

PCCSはPractical Color Co-ordinate Systemの略で、財団法人日本色彩研究所によって1964年に開発された色彩体系(表色系)のことです。色相(Hue-ヒュー)と、明度と彩度をまとめた(Tone-トーン)の二属性で色を表すところが特徴で、ヒュートーンシステムと呼ばれます。

色相(Hue)

24色の色相

PCCSでは心理四原色(赤・黄・緑・青)の色相を円周上に置き、それぞれの対向位置に反対の色相(青緑・青紫・赤紫・黄みのだいだい)を置いて8色相とし、その8色相の間に4色相を置いて等間隔にし、さらにこの12色の間にその中間となる色相を置いて24色相が決められています。

色相の表示方法

PCCSの24色相は英語の色相名、日本語の色相名、色相記号(1:pR、2:Rなど)で表されます。

色相記号は、色相番号(紫みの赤から時計回りにつけられた1〜24までの数字)に、色相の略記号(英語の色相名の略記号。pR、R、O、Y、YGなど)をつけて表示します。色相番号と色相の略記号の間には、「1:pR」のように、コロン「:」をつけることが決まりとなっています。

色相記号で注意したいのは、色相の略記号に大文字と小文字の区別がつくことです。「red(赤)」「orange(だいだい)」「yellow(黄)」「green(緑)」「blue(青)」「violet(青紫)」「purple(紫)」のように色相を表す色名は大文字で、「purplish(紫みの)」「yellowish(黄みの)」「reddish(赤みの)」「greenish(緑みの)」「bluish(青みの)」のように「色みの修飾語」は小文字で表示します。

例えば、「greenish yellow(緑みの黄)」は9:gY、「bluish purple」は21:bPとなります。

また、色相記号14:BG、15:BGの「blue green(青緑)」と、色相記号17:B、18:Bの「blue(青)」は色相名でこれ以上細かく区別することができないため、同じ色相の略記号となっています。

PCCSの色相環と色相記号(©︎iroko color blog)

 

色相記号英語の色相名日本語の色相名
1:pRpurplish red紫みの赤
2:Rred
3:yRyellowish red黄みの赤
4:rOreddish orange赤みのだいだい
5:Oorangeだいだい
6:yOyellowish orange黄みのだいだい
7:rYreddish yellow赤みの黄
8:Yyellow
9:gYgreenish yellow緑みの黄
10:YGyellow green黄緑
11:yGyellowish green黄みの緑
12:Ggreen
13:bGbluish green 青みの緑
14:BGblue green青緑
15:BGblue green青緑
16:gBgreenish blue緑みの青
17:Bblue
18:Bblue
19:pBpurplish blue紫みの青
20:Vviolet青紫
21:bPbluish purple青みの紫
22:Ppurple
23:rPreddish purple赤みの紫
24:RPred purple赤紫

明度(Lightness)

PCCSでは明度は「Lightness(ライトネス)」といい、白から黒までのグレースケールを明度の基準とし、最も明るい白を明度9.5、最も暗い黒を明度1.5とし、その間を等間隔になるように15色の灰色を置いて、0.5きざみで表示されます

。明度1.5から9.5までを3つに分け、低明度(1.5〜4.0)中明度(4.5〜6.5)高明度(6.5〜9.5)としています。

彩度(Saturation)

PCCSでは彩度は鮮やかさを表しており「Saturation(サチュレーション)」と呼ばれます。彩度の段階は、各色相の中で最も鮮やかな色を「9s」とし、そしてこの「9s」の色と同じ明度の無彩色を最も低い彩度の段階「0s」として、その間を彩度の変化が等しく見えるように分割しています。

彩度は低彩度(1s〜3s)中彩度(4s〜6s)高彩度(7s〜9s)の3つに分けられています。

色の表示

3属性による色の表示

色相、明度、彩度3属性を用いて、色を表記することができます。各属性の間にハイフンを挟み、「色相-明度-彩度」の順で表記します。例えば、純色の赤であれば、「2:R-4.5-9s」となります。

色相とトーンによる色の表示

PCCSでは他に色相とトーンによっても色を表示することができます。

純色の赤の場合、「2:R-4.5-9s」は「v2」とも表示できます。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

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